低血糖症になったら、どうすればいい?

検査で低血糖症と診断されたものの、どうすればいいかということが問題になってきますよね。何と言ってもそのまま放置しておく訳にはいきません。根治のための治療が必要になります。

 

しかし、一方では潜在的に低血糖症である人は数多くいると言われていて、心身に症状が出ていながらもその病気に気付かず放置している人たちも多いようです。それもそのはずで、低血糖症による心身症状は他の病気でいくらでも当てはまるものであり、何らかの不都合な症状が出たとしても知名度の低い低血糖症を疑う人は少ないからでしょう。まずは、有名でわかりやすい貧血や低血圧、うつ病自律神経失調症などを疑うことになります。しかし中々治らなくておかしいなということで、色々調べて低血糖症に行き着くという流れが一般的だと思います。僕の場合もそうでした。

 

低血糖症による症状は紛らわし過ぎて『偉大なる物まね師』と呼ばれることもあるそうです。物まね師と聞くとゴゴを連想するのは、この年代の性かもしれないですね。うん。

 

とにかく、それらの症状を抑えていくためにも低血糖症に対する適切な対処が必要です。低血糖症では、膵臓がうまく糖分を処理できなくなって血糖調節異常が起こっていますから、膵臓にとって良い生活環境を整えることが必要です。

 

治療といってもメインとなるのは食生活の改善です。

膵臓に負担の無い食べ物を選び、食べ方にも注意することで、膵臓の機能回復を待つのです。食生活の改善を続けるだけで最短2週間くらいで良くなる人もいると聞きました。残念ながら僕は2ヵ月以上続けても良くなる兆しがないので残念なパターンの人ですが……泣 とにかく人によっては効果てき面ということもあるそうです。

 

僕は個人的に食生活のポイントは大きく3つだと思っています。

 

ポイント①

炭水化物を含めた糖質を控え、タンパク質と野菜中心にする

 

糖分に対する機能異常が出ているので、糖分の摂取を控えることは必須です。僕の場合にはもともと糖質制限をしていたことから、米や麺などの炭水化物を摂らないことにはそれほど抵抗がなかったのですが、大好きな菓子パンやお菓子、スイーツなどを食べられなくなったことで、たまに「あれ?地獄ってこういうことなのかな?」と思うことがなくもありません。

 

ポイント②

食べる順番に気をつけ、よく噛む

 

食べ順ダイエットというのがありますよね。僕も詳しくは知らないのですが、原理は同じだと勝手に確信しています。野菜→タンパク質→汁物→炭水化物の順番で食べることによって血糖値の上昇を緩やかにすることが狙いです。血糖値の上昇が緩やかなら、膵臓にも負担がかからないですし、身体全般にも負担がかからないというわけです。ちなみに今調べたら、他にもコレステロール中性脂肪が吸収されにくくなると言うメリットもあり、それがダイエットにもなるってことらしいです。

結局、いかに吸収をゆっくりにするかということがポイントになるんでしょうね。砂糖とか白米とかって本来の人にとって不自然なほど精製されていて、吸収が早過ぎるようなのです。それが人体の負担になっていて、それでも身体が頑張ってくれる人もいるんでしょうけど、人によっては無理が生じてしまいます。だからこそ、よく噛んで食べることで、ゆっくりと食べ物を消化させていくということも必要になってきます。

 

ポイント③

食事の回数とタイミングに気を付ける

 

一日決まった時間に三食喰らうことが必要なのは言うまでもありません。最近では、一日一食でいい、とか、エジソンがトースターを売りたいがために三食を提唱したその影響に過ぎない、とか、お腹が空いたら食べればいい、とか、色々な考え方のもとに食事を摂る人が増えてきたという印象です。しかし健康を害している人にとっては一日三食摂った方がいいと言われているので、ずっと継続して来た人以外は三食を守った方がいいと思われます。

また、三食喰らうというばかりでなく、分食というのを推奨される場合もあります。分食とは、1日に5回とか6回とか食事をすることです。イメージとしては育ち盛りの男子高校生みたいなものです。これは僕もやってますが、あまり長時間空腹でいると血糖値が70を下回っちゃうので、下がりきる前に何か喰らって保っておこうぜということです。

ただし僕の場合には、メインの食事に合わせてその前後で軽いものをつまむ補食がほとんどですが。

 

食生活では、この3つのポイントを守ることが基礎となります。ここから、どういうタンパク質や野菜がいいのかとか、カフェインやアルコールは止めた方がいいのかとか、サプリを飲んだ方がいいのかとか、さらに突っ込んで考えていくことが必要となってきます。

 

何を食べるかに関しては僕もまだ模索中で、今月中には医師の栄養カウンセリングを受ける予定ですが、それについてはまた別の記事で紹介します。